業務で広く利用されるWordやExcelのファイル。
現在、Microsoft Office(MS Office)のファイル仕様の基本的な部分は標準仕様として公開されていますが、ISO/IEC標準として約7000ページにものぼる内容となっています。
この仕様を理解するための基本的な内容についてまとめたものが、『Office Open XML Formats入門』となります。
2007年刊行に初版が刊行されてから14年後の2021年、第2版として改訂しました。
本書の初版では、「はじめに」には次のような記述がありました。「2007 年初頭、“2007 MicrosoftOffice System(Office 007)”がMicrosoft から発売されました。前回のOffice 2003 から4年、ユーザインタフェースもファイル形式も一新され注目を浴びています。
本書ではOffice 2007 で採用された新しいファイル形式であるOffice Open XML 仕様に注目して解説します。」2007 年から10 年以上経過した現在、docx、xlsx、pptx といった拡張子もよく目にするようになりました。Microsoft Office(MS Office)は間もなくOffice 2021 が発売される予定です。一方で、サブスクリプションのOffice 365 やMicrosoft 365 といった製品も登場しています。
docx、xlsx、pptx といった、XML をベースとするこれらのOffice 文書形式は、Office Open XMLFile Formats(OOXML)という仕様に基づきます。
OOXML はXML 形式を使っています。したがって、その仕様を理解するためにはXML やスキーマの知識が必須となります。本書ではXML の基礎知識が既にある方へ向けて書かれており、XMLについての解説は行っておりません。
本書はこのOOXML 仕様の入門編ということで、この仕様すべてについての解説は行っておりません。
書名:Office Open XML Formats 入門 第2版
出版社:アンテナハウスCAS電子出版
発売日:2021年12月
著者:アンテナハウス株式会社
発行形式:PDF版
サイズ:B5判 横組み
ページ数:282ページ
販売価格:500円(税込み550円)
ISBN:978-4-900552-84-5
